レオナール・フジタ
明けましておめでとうございます。・・・って、もう8日ですが。年末年始は親戚の家を回り、熱海の温泉に入り、おせちやお雑煮や焼肉やら食べまくっていた私です。
2009年1月を迎えて。5日からバイトが始まり日常に戻った。6日からバレエも始まり、すっかり重くなった体を引きずり踊りはじめている。今年も始まった。いい年になりますように。
さて。昨日は上野の森美術館のレオナール・フジタ展に行ってきました。平日昼間だと言うのに、意外と混雑していて驚いた。今月18日には終わってしまうから、かな。展覧会の内容は・・・う~ん、そこそこ面白かったけど好みではないという感じ。
私は若かりし頃のフジタが好きだ。「乳白色の肌」を持つ裸婦たちの画で一躍有名になった頃のフジタがやっぱり一番だと思う。フジタの裸婦画には、女の肌のやわらかさやぬくもり、匂いや、”何か分からないがぽわんとしたいい空気”みたいなものが画の中に漂っているのだ。必要最小限の、繊細ででもクリアな線と、薄い色。優美だ。
しかし、残念ながら今回の展覧会ではその頃の画は少なかった。メインは中・後期の画。中でも目玉は幻の大作4枚。「構図」と「争闘」。しかしねぇ。西洋絵画の影響を受けすぎて、女も男も筋肉がムキムキで全然美しくない。裸婦を描いていた頃の、余計なものがそぎ落とされた美がここにはもうない。本人としては新しいステージに進んだのだろうけれど、私の好みじゃないわ。晩年の宗教をモチーフにした画も、子供たちを描いた画も、どれもこれも描き込み過ぎていてイマイチな出来に見える。天才ではなく、単なる絵の上手なおじいさんになってしまったようで、ちょっと淋しい。
でも、本人のアトリエが再現されていたり、自作の模型があったり、礼拝堂を作った時の資料が展示されていたのは興味深かった。音声ガイドではフジタの声と唱も聞けたのも面白かった。
※これ↑はパリで見たもの。日本の美術館は写真撮影禁止なので(←超不満)


