バレエ鑑賞メモ:エトワール・ガラ Bプロ
ガラ公演って、踊る方も観る方も難しいと思う。全幕を通じて一つのストーリーがあり、キャラクターの成長や気持ちの動きがあるのに、一部の踊りを取り出したって感動するのには無理がある。CDのベスト版と同じ。いろんな演目、いろんなダンサーを見れる良さはあるけれど、結局深い感動には行き着かなくて、単純にテクニックを楽しむだけで終わってしまいがち。そんな訳で、ガラにはなかなか食指が動かない私、エトワール・ガラもスルーするつもりでいた。『徹子の部屋』に出たマチューを見るまでは!
『徹子の部屋』のマチュー、脚がめちゃめちゃ長くて、はにかんだ笑顔が素敵過ぎて、それにほだされてついついチケットを取ってしまったのね。で、今日のBプロ。公演が終わってみれば…、徹子よ、ありがとう!!!
ガラ公演でこんなに満足したことはなかった。上質なオムニバスのショートフィルムを観ているような、幸せな時間だった。ガラなのに、作品一つ一つの世界がきちんと存在して、めくるめく夢の時間。
どれも良かったんだけど、特に印象に残ったものを挙げるとすると、『フラジル・ヴェッセル』。ラフマニノフの音楽と振付が良くマッチしていたし、アレクサンドル・リアプコ、イリ・ブベニチェクも良かった。ウォルシュ振付の『瀕死の白鳥』も素敵!ロングのパーティドレスを来たジロが客席から登場する。バーンと背中が開いたドレスで、背中の筋肉の美しさに見とれた。カクテルと煙草、愛、孤独、絶望。ジロの身体は表現する身体。動かなくても物語っているようだった。『アパルトマン』も良かった。『スターズ アンド ストライプス』のマチアスも素晴らしかった。『プルースト』のマチューとジョシュア・オファルトも。ああもう、良かったものを挙げていったら切りがない。会場も熱かった。お財布の中に2,090円しか入ってなかったけど、2,000円のプログラムを買って帰りました。お財布は軽くなったけど、心は豊かに満たされたから満足。
身体一つで、ここまで表現し、人の心を動かすことが出来るのってすごいな。踊りって、バレエってやぱりいいな、と改めて思った。今の自分の身体と踊りを思うと、あまりのレベルの違いに目眩がするけど、一歩でも近づきたいと思うから、明日も頑張ってレッスンしよう。
キャスト表↓
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