Category: @Tokyo


スタジオパフォーマンスを終えて

11月 28th, 2010 — 2:15pm

昨日スタジオパフォーマンスがあった。演目は『眠りの森の美女」、私の役柄はリラの精だった。

今回はリハの時間が短かかったため、リハでの指導はかなり表現にフォーカスされ、テクニックは各自の自主練に任されていた。なので、表現ということについて考える時間は多かったし、かなり早くからスタジオを借りて自主練をしてテクニックについても自分なりに努力をしてきたけれど・・・。

昨日の本番はかなり不本意な出来。改めてポワントでヴァリエーションを踊ることの難しさと、自分のレベルの低さを痛感した。ほんと、もう、バレエやめちゃった方がいいんじゃないかと思った。

事情があって打ち上げに参加しなかったので、独り、ため息を繰り返し、悔し涙を滲ませながらトボトボと帰途につき、家についてからさめざめと泣いた。バレエで悔し涙を流したのは何年ぶりか!旦那さんが留守にしていて良かった。アイライナーが溶けてほっぺたまで黒くなり、つけまつ毛は半分取れかかり、目の回りは紫と黒色が涙でドロドロに混じって、妖精ではなく化け物みたいな顔だったから。

単純に実力が足りていなかったということ以外で大きい敗因は、自主練のやり方のまずさと、体調管理か。

自主練の後半、Videoで動きやポーズを撮影し、あれこれ変えてみながら修正していく作業をしたけれど、それはもっと最初の段階からしておくべきだった。自分の動きの癖や、身体の使い方は直すのに時間がかかるから。普段のレッスンから変えて、それを身体に覚え込ませるところまで徹底しておかなければ、本番では出来ない。

それから、体調の管理。土曜日が本番にも関わらず、火曜日の夜に身体を冷やして風邪を引いてしまった。火曜日の自主練で一番いいところまで調子が上がっていたのに、熱を出してパー。水曜日完全に一日寝こみ、何とか熱を下げて臨んだ木曜日のレッスンとリハは絶不調。脚に力が入らないし身体が思う通りに動かない。そして鼻が詰まって息が苦しくて仕方ない。金曜日、均整院で身体を調整してもらい鼻通りを良くする方法も教えてもらったが、踊っている最中にツボを抑える訳にはいかないし。いつものように呼吸が出来ないのは本当に厳しかった。一回踊るだけでも疲労度が半端ない。さらに泣き面に蜂で当日ゲネの直前に予定より早く生理が始まってしまってもう最低。肌も吹き出物はでるし、化粧のノリは悪いし、美しい衣装が全然自分に合っていない様な気がして、せっかくだったけど早く脱ぎたかった。

リラの精。もう二度と踊ることはないかもしれないのに。

Lilac Fairy


来年はホールでの発表会がある。今年の悔しさをバネに頑張る、と言いたいところだが、参加するかどうかは正直悩む。お金も時間も体力も気力も、自分のほとんど全てを捧げないとバレエの神様は振り向いてくれないんだもの。得るものも大きいけれど、失っているものも大きいよな、とバレエを趣味とすることに迷いを感じる今日この頃。

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バレエ鑑賞メモ:モーリス・ベジャール・バレエ団「80分間世界一周」

11月 8th, 2010 — 11:41pm

約1年前、映画「ベジャール、そしてバレエはつづく」を観た時にBBLの来日公演は絶対に観に行かねば、と思ったのだった(その時の感想)。ジル・ロマンの新作「アリア」を生で観たかった。
が、日程が発表されてみたら、「アリア」の上演日は整体の学校がある日ではないか。。。学校はどうしても休む訳にはいかない。「80分間世界一周」なら観れるけど、バレエ貧乏と失業で経済逼迫の状態の中でも行く価値あるかなあとかなり悩んだ。結局一応観に行くことにして一番安い5階席を買ったのだが、テンションはかなーり低かった。

でも結果的に行って良かったよ!

前半はあまり盛り上がらないままスルスルと終わってしまった。男性も女性も、筋肉質で引き締まった身体の美しさは見惚れる程だし、さり気ない動きやラインやつま先にハっと魅せられるところはありつつも、意外と心は冷静なまま。ところどころ欠伸が出てしまった場面もあったり。

それをガラっと変えたのは、やっぱりジル・ロマンだったんだと思う。ほんのちょこっとしか踊らないのに、空気をサっと変えてしまうあの表現力は何なのだろう。圧倒的なオーラで私の目を覚ました。

後半、徐々に心が暖まってきて、楽しくなっていく。北極のペンギンには笑ってしまった。コミカルな動きなんだけど、背が高くてスタイルが良すぎるペンギン達のキモ可愛さ!ペンギン好きのうちの妹に見せてやりたかったわ。
那須野さんも頑張っていたし、ダヴィド・クピンスキーも良かったし。最後全員で踊るブラジルに到達した頃にはすっかり楽しくなっていた。ベジャールのバレエには何か魂が揺さぶられるんだよな。表面的な感動じゃなくて、もっと心の奥底から、眠っていたエネルギーが起こされてフツフツと表面に芽生えてくる感じ。

空席は多かったけど、観客はみんな熱く拍手を送っていて、ベジャール亡き後のBBLに頑張れとエールを贈る気持ちが伝わってくるのも良かった。ついまたパンフレットを買ってしまった。ついでに来日記念DVDボックスまでAmazonでポチっと!あー、早く仕事決めて稼がなきゃ。。。

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