花巻で宮澤賢治の世界に浸る
岩手県の花巻にやってきた。夏休みには今年もバリに行きたいね、と言っていたのに来たのは花巻。
旦那さんと私のスケジュールを調整し、一緒に休みが取れると決まったのが1週間前のこと、たった2日間、そしてお盆シーズンど真ん中。慌ててプランを立てたが、新幹線の指定席は当然満席、空室のある宿も限られた。少ない選択肢の中から選ばれたのが花巻だった。
花巻と言えば宮澤賢治。新花巻駅に11:30頃到着。台風の接近を思わせる厚い雲の下、早速テクテク徒歩で宮澤賢治童話村へ向かった。
宮澤賢治の作品の世界観を表現した施設ということだが…ここは驚くほどお粗末だった!宮澤賢治についても、作品についても説明はなく、文化祭の出し物のようなちゃちなセットの部屋を回って終わり。これを伝えたいという想いが何も伝わってこない施設であった…。受付の女の子が可愛かったが、客からクレームが出ないようにカワイイ子を置いているのではないかと邪推してしまう程残念感漂うところ。
唯一目を引いたのは、『セロ弾きのゴーシュ』と『注文の多い料理店』のジオラマだけ。シーン毎に可愛い模型が並んでいた。写真は、自分の家の庭に佇むゴーシュ、セロを弾いて猫を悶絶させているゴーシュ。
その後シャトルバストで宮澤賢治記念館へ移動。
こちらは見せ方に改善の余地があるにしても、コンテンツが充実。賢治の写真や、手書きの原稿、セロや名刺などの品々が山ほど展示されており、見応えがあった。
宮澤賢治については、物語や詩を山ほど残した作家というイメージしかなかったが、科学、音楽、演劇、浮世絵収集、語学の習得(英語、ドイツ語、エスペラント語)、セロ(チェロ)、タイピングなど幅広い分野に興味を持ち、睡眠時間を削って勉強をした人だったらしい。砕石工場の技師でもあった。やりたいことが多過ぎて生き急いだのか、37歳の若さで亡くなっている。
ところで、私の夫の名前も「賢治」。宮澤賢治から取ったと聞いているが、理由は知らなかった。お義父さんが宮澤賢治の作品を好きなのかなあ、と漠然と考えていたが、宮澤賢治のように才能豊かであり、勉強家で、感受性が強く、国際的な視野を持った人間になって欲しいという願いが込められていたのではないか、とこの記念館を見学しながら思った。どうなんだろ。
記念館を出た頃、ついに台風が雨を降らせ始めた。これ以上の観光は諦め(観光する場所もなさそうだったので)タクシーで駅まで戻り、シャトルバスで宿へ向かう。
宿は大沢温泉の山水閣。これが、予想を遥かに上回る素敵な宿だった!接客、館内の清潔さ、部屋の広さ、食事、温泉の質、どこも満足だが、何と言ってもこの宿の特徴は自炊部と菊水館。宮澤賢治も湯治で訪れたという歴史と風情のある建物だ。
自炊部の中を探検してみる。
待合室(ロビー)。
奥はフロント。
客室を覗けば、扇風機にあたりながらごろごろしている人たちや、浴衣の前を全部はだけながらリラックスしてテレビを観てるおじさんの姿があった。そこはそのまま昭和のようだった。なんと面白い。一度泊まってみたいなあ。自炊部に連泊はちょっと疲れそうなので、自炊部に1泊、山水閣に1泊ぐらいがいいかな。
一通り探検が済んだので、温泉へ。温泉も山水閣、自炊部、菊水館と沢山ある。取りあえず貸切風呂でのんびりと湯につかった。お肌がツルツルしっとりになる温泉だ。とても良いお湯だった。
部屋でビールを飲んでいるうちに夕食の時間。食事もとても美味しい。特に前沢牛が最高!とても柔らかく、噛めば噛むだけ旨味が出てきて堪らん。
ビールのあと、オリジナルの日本酒「山水閣」に切り替えまったり飲んでいるうちにそのまま寝てしまった。1日目終了。
Category: @Tokyo, Japan 2 comments »
8月 20th, 2010 at 15:41
onsen!!!!!!!
8月 25th, 2010 at 21:17
rumio、Mixi 辞めちゃったのー?