バリの夜のレゴンダンス

ホテルに戻って水着に着替え、プールへ。
デッキチェアに寝そべり、ジントニックを飲みながら、成田で買った村上春樹の1Q84を読む。村上春樹は初期の小説の方が断然好きなのだが、テーマが変わろうが、文体が変わろうが、村上春樹の小説に漂う春樹的空気を私はとても愛している。春樹の本を手にする時の幸福感やわくわく感は変わらない。昼寝をする旦那さんの傍で、本の世界にしばし没頭した。

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夕方、着替えてから再びウブドへ。ホテルの池が夕焼けで染まっていた。

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Puri Saren Agung(ウブド王宮)へ。
19:30からBina Remaja TroupeによるLegong Dance(レゴンダンス)のショーがあった。

始めてみるバリの踊り。

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これ、とても興味深い!

特徴的なのは何と言っても目の表現で、黒目の位置が右に左に動く。目が閉じられる。瞬きをせずに目を開きこちらを見つめる。この目の動きが頭の位置、頭の傾きと組み合わさる。歌舞伎の見得のようなポーズが挟まれる。
腰は曲がり、出っ尻の状態に保たれる。肘も膝も手首も基本的には曲げたまま、動かされる。手も、指がピンと開かれたり、親指だけ折り曲げられたり、人差し指、薬指だけを動かしたり、表現豊か。
足は前に揃えられている(バレエで言う6番)か、外に開かれる(1番の状態)。足の裏もしなやかに使う。踵から着地し、足指が浮いた状態、足裏全体を着けた状態があるようだ。
とにかく、身体中のパーツで細かい角度が作られ、交差し合い、それが絶えず動き続ける。

バレエとは正反対とも言えるような踊りだ。

バレエの場合(基本的な身体の使い方という意味でだが)、顔の角度は変わるが黒目の位置は動かさない。
頭はぐっと引き延ばされ、傾きは変わるが、頭の位置自体を動かすことはない。
腰はまっすぐ、肘、膝、手首はボディからなるべく遠く引っ張るように使い、しかし緩やかに円を描くように保たれる。決まった軌道、ポジションに沿って動く。手の指を動かすことはない。
飛んだ時は空中で静止しているかのようなジャンプが理想とされ、永遠かと思われるようなバランスを目指す。
全てが中止から外へ向かう。

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身体全体を大きく大きく使うバレエと、末端の細かな動きで魅せるレゴンダンス。しかし、その表現の豊かさに驚愕。目や手といった末端のパーツがどれだけ全体に意味を持たせるものなのかを、持たせてしまうものなのかを目の当たりにした。

一番上手かった、男性ダンサーの踊り。

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最後は全員で挨拶。

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興奮冷めやらぬまま、夕飯へ。お店はCafe Wayan(カフェ・ワヤン)
JI. Monkey Forest, Ubud

ガイドブックに「ウブドを代表するレストラン」と書かれていたが、想像以上のクオリティ。フォーシーズンズと同じように、建物と自然が一体化しているのだ。店の中に緑が溢れ、星空が見え、夜風が吹く。そして、料理が旨い!暗いため写真を撮ることができなかったが、ナシチャンプル、ミーゴレン、エビのカレー等を食べた。どれも本当に美味しかったのだが、この夜のミーゴレン(焼きそば)は特に奇跡のような出来栄えだった。絶妙な固さの麺と味付け。感動。

散々食べ、飲み、タクシーでホテルへ戻った。疲れと酔いで、化粧も落とさず寝てしまった。

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Category: @Tokyo, Asia Comment »


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