読書メモ:化粧する脳

最近も手当たりしだい本を読んでいるが、読み散らかしてそれっきり。。。すぐに内容を忘れてしまうのでこれはいかん、とまたブログに読書メモを書くことにした。というか、ブログの更新自体滞りまくっており反省。なるべく日々書きたいものです。。。

今回はこちら↓

化粧する脳 (集英社新書 486G)
恩蔵 絢子=論文寄稿
4087204863

毎朝化粧をする。あまりメイクやファッションに興味のない私でさえ、朝の貴重な15分を当てる。毎日鏡の前に座る度に、忙しい時に何でこんなことしなきゃいけないんだ・・・と思う。

嫌になるほど金もかかる。基礎化粧品も含めると、化粧水、乳液、クリーム、化粧下地、ファンデーション、アイブロウペンシル、アイシャドウ、アイライナー、ビューラー、マスカラ、チーク、口紅、クレンジング等々かなりのアイテム数。だから毎月何かしらなくなる。で、買わなきゃなんない。けど、化粧品は高い。

旅行に行く時はパンパンに膨らんだポーチを持ち歩かなきゃいけない。荷物は重い。気も重い。

ギリギリまで寝て、水で顔を洗うだけで支度を終え、いつも身軽な旦那さんを見ると、女ばかり損してる、という気がして仕方ない。だから、なぜ化粧をするのか、というテーマは常々とても興味があった。そして本書を手に取った。

「顔」や「見た目」の持つ意味、「鏡」を通じてのメタ認知、という話から本題の「化粧」の話へ進む。
そして、化粧という行為の意味は下記のように結論付けられる。

第一に

自分自身で他者が好意を持つ社会的な自己の姿をつくりあげ、その顔を他者に開かれた窓として提供していくのに、化粧は重要な役割を果たしている・・・(中略)
化粧をしている女性の脳の中では、不特定多数の他者の脳をシミュレートしながら、自分の姿を照射するという、かなり抽象的で高度な知的能力を駆使している。

第二に

自己認識、そして、パーソナルアイデンティフィケーションの中核にある顔を、みずからつくり替える行為が化粧である。

第三に

恣意の境界を越えて出かけていける「パスポート」であると同時に「安全地帯」であるともいえる。

すっぴんと化粧をした顔を見る時の脳活動の違いを調べたということは新しい試みなのかもしれないが、導き出された結論自体は至って普通。こんなことって女の子ならみんな当然分かってるよ、知ってるよってレベルのことなんじゃないかしら。文章としてまとめたことに意味がある?う~ん、まあね。

そして後半。

魅力的な女性とは内側に秘密を抱えているものである。いや、秘密を上手く隠せる女性が魅力的だといったほうがよいのかもしれない。化粧は、隠すところはファンデーションやコンシーラで隠し、顔の表情に反映しやすい唇や目元などはアピールする。この「隠す/見せる」のコントラストが顔の美しさを生んでいる。

ところで、世の女性はその実質において「女」と「オバさん」に分かれているように思う。若さとか、見かけの問題ではない。
隠すのが上手い女性が「女」である。ところが、女性が「オバさん」化してしまうと、「隠す/見せる」のコントラストを欠いてしまう。それは顔の化粧の問題ではない。「言動」の問題である。時も場所も相手も選ばず、何事も包み隠すことをしなくなってしまうのだ。

一瞬ちょっとドキっとした指摘。だけど、これもどうかな。一面でしかない気がするけど。茂木さんの好みのメイク?好きな女性のタイプか?

だって、メイクは「隠す/見せる」のコントラストだけじゃない。ベージュやブラウンで微妙な陰影をつけるヌードメイクだってあるし、素肌のアラを隠す以上のファンデーションの塗り方だってある。

言動にしたって、単に「オバサン」だからって理由じゃなく、包み隠さないで開けっぴろげに話すことで得られる効果を敢えて狙う時だってある。いつも口数少なくしているだけが魅力的でいる在り方じゃない。

女心はそんなに単純じゃないよ、というのが感想。

このエントリをつぶやく Share on Tumblr Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious FriendFeedで共有 Yahoo!ブックマークに登録

Category: @Tokyo, book Comment »


Leave a Reply



Back to top