Archive for 12月 2008


おもしろい女房

12月 15th, 2008 — 11:10pm

うちの旦那さんは、私のことを「本当に面白いなぁ」と言って笑う。その時々、顔が面白い、だったり、言うことが面白い、だったり、仕草が面白いだったり、するらしい。

でも面白いと形容されるのは、女の子としてはあまり嬉しくない訳で、私は都度「面白いって言わないで!」と怒る。「お世辞でも何でも可愛いとか言ってくれればいいのに!」と。

しかし。今日のほぼ日のダーリンコラムがずばり「<女房はね、おもしろいんですよ>」。

うわっ、うちと一緒! で、読んでみたら面白いって言われるのも悪くないかなぁ、なんて気になってきた。何だか上手く言いくるめられているような気がしないでもないが。

一部抜粋。

年をとって仲のいいご夫婦というのは、
それだけで、なんだか気持ちがいい。
どう言えばいいんだろう。
男と女は、なのかな、
人間と人間は、なのかな、
けっこう仲よくやっていけるものなんだよと、
教わっているような気になれる。
もう、それだけでうれしいものだ。

そんなご夫婦といるとき、なんとなく、
「仲がよろしいんですね」ということばが、
口をついて出た。
ご主人のほうが、「ああ」と首肯くような表情をして、
こう返してくれた。
「女房はね、おもしろいんですよ」

そうかぁ、それはいいや、そうだったのか、そうかそうか。
ご主人のほうもハンサムだし、
奥さまのほうも、きれいで明るい方だ。
それはもう、見た通り、よくわかるのだけれど、
「おもしろい」のかぁ。

じぶんの家にいる女房という人を、
「おもしろいなぁ」というふうに見ているご主人の、
いつものこころの動きが、想像できるようだった。

その、きれいな奥さまは、
冗談を言うような感じではない、
笑わせようとしているのではない。
でも、そうか‥‥おもしろいんだな。

ご主人は、書画骨董の趣味をお持ちの人だ。
「おもしろい」ということばについても、
格別なふくらみを持たせて使っているのがわかる。

あ、いま辞書を読んだら、
「目の前がぱっと明るくなる感じ」が
元になっているらしい。
笑わせるようなおもしろさも、
おもしろいの一部分ではあるのだけれど、
もっとずいぶん大きくて広々したものだ。

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3 comments » | @Tokyo, words

『手紙』

12月 14th, 2008 — 11:41pm

原作は東野圭吾の小説。夕食後のワインのつまみに(?)、期待しないまま見始めた。だって、小説を映画化したものって、原作の方が出来が良く映画を見てガッカリ・・・ということになるケースがほとんどなんだもの。時間が限られる分、どうしたって内容は浅くなるのは仕方がない。

案の定。途中は「う~ん、山田孝之はいい演技しているし、沢尻エリカはめちゃめちゃ可愛いくて、全体的な雰囲気も悪くないけど、やっぱり原作に比べたら深みがないんだろうなぁ」なんて思いながら見ていた。原作を読んでいなくても分かる。小説だったら、ここんとこもうちょっと掘り下げて書いてそうだな、というところがすっと流れていく、上っ面のストーリーだけを追いかけている残念な感じ。

でも。

最後の最後で映画の力をまざまざと見せつけられた。山田孝之の強張った笑顔と、玉山鉄二の泣き顔と小田和正の音楽と。文章ではなく映画だからこそ伝えられたものがそこにあった。心にガツンと来た。 号泣。

あー。いい映画でした。久しぶりに映画を見て泣きました。私がいなかったら旦那も泣いていたに違いない。

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Comment » | @Tokyo, movie

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