ハンマースホイ、世界との距離
一昨日は友達と一緒に国立西洋美術館で開催しているヴィルヘルム・ ハンマースホイ 静かなる詩情へ。 ハンマースホイはデンマークのコペンハーゲンに生まれ、ヨーロッパで高い評価を受けたものの、没後急速にその名は忘れ去られた画家。
私もこの展覧会があるまで存在を知らなかった。が、とてもよかった。想像以上にとてもよかった。普段は展覧会に行ってもポストカードしか買わないのに、思わずカタログまで購入してしまった程よかった。
前半は風景画。地味な色調の、どうってことない風景。人影はなく、どこまでも静かで、ひっそりとして整然とした、しかしだからこそ非日常的で不穏な風景。どうしても縮められない、目の前の世界との距離があり、その孤独感が心に迫る。あぁ、今ハンマースホイの心を通して世の中を見ているんだわ、とても一人でとても寂しい、と思う。
そして後半は自分が暮らすアパートの部屋と妻の絵。そこに漂うのは静けさ、美しさ。そして孤独。向かいあっているのに交わることのない視線、すぐそばにいるのに果てしなく遠い存在に感じられる後ろ姿。何をしているところなのか、何を考えているのか読み取ることが出来ない、妻の白いうなじ。日常となった孤独感、不幸の空気。 そんな絵が何枚も何枚も描かれる。何年にもわたって、最後まで。
あぁ。私の結婚生活は幸せで良かった、と思った(少なくとも今のところは)。二人でいるのに孤独を感じることはあまりないもの(時々はあるけどね)。展覧会に来て変な感想だけれども、そんなことを考えつつ絵を見ていた。
いずれにしても非凡な才能とセンス。
絵を見終わったらランチの時間。食べログで評価の良かったLa Saetta ~ラ・サエッタ~へ向う。途中から雨が降り出し道にも迷ってしまい、やっとの思いで到着。看板がかわいい~
明るい雰囲気のかわいらしい店内でパスタランチを頂きました。食後のコーヒー込みで1,000円。味は普通に美味しい。量がちょっと少なめか?フォッカチオの代わりにもう1品野菜系のおかずorデザートだったらベターだなぁ、なんて思うけどこの値段だと望みすぎか・・・
時間が遅かったせいか貸切状態。ランチ終了時間までたっぷりおしゃべりをして満喫。
さらに近くのCafe Lapinへ移動しておしゃべりは続く~♪ レトロな雰囲気のお店。コーヒーが美味しい。もう少しデザートの種類があればいいのにな。あと分煙もしくは禁煙希望!隣の席で煙草を吸われるとのどが辛い・・・ それにめげず何時間も居座ったけど!
素晴らしい絵画と美味しい料理と、友達の言葉。うじうじ悩んでいたブルーな気持ちがちょっと明るくなりました。
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