気狂いピエロと結婚生活
DVDで久しぶりにゴダールの『気狂いピエロ』を見た。有名な海辺のシーン。
マリアンヌ 「あなたは言葉で語る 私は感情で見つめているのに。」
フェルディナン 「君とは会話にならない 思想がない 感情だけだ。」
マリアンヌ 「違うわ 思想は感情にあるのよ」
以前見たときはあまりピンと来なかったのに、今見ると自分を見ているようでアイタタタ・・・。この会話、すごく分かる。男と女の根本的な違い。
東京で同棲していた頃は二人とも仕事、趣味、友達付き合いで忙しい。たまに私がバカなことをして怒られることはあっても、喧嘩や口論はしたことがなかった。でも結婚してバルセロナに来て、学生と専業主婦という組み合わせで24時間生活を共にするようになったら、些細なことで口論になるわ、なるわ。知り合って何年にもなるのに私達はお互いのことを何も分かっていなかったんじゃないか、と愕然とした。
でも私は女で、旦那さんは男で。私は感情で語り、旦那さんは理屈で語る。結局プロトコル自体が違うのだ。その事実をお互いが受け入れ(あきらめ?)、少しずついろんなことが落ち着いてきた(と思う)。一年間の進歩。そう、一昨日で結婚してからちょうど一年が経った。昨晩は腕によりをかけてハンバーグを作り、ワインで乾杯してささやかにお祝い。
そして今朝。彼は一人で旅立ってしまった~!サンティアゴ・デ・コンポステラまで6日間、巡礼の道を歩くんだって。喜々として寝袋やらリュックを買って、いそいそと準備をして出かけて行った。
帰国まであと1週間なのに・・・自分だけずるい・・・と胸のうちに不満は抱えつつも、「一人になっていろいろ考えたい」と言われてしまったので、「それならいってらっしゃい」と大人しく見送った。という訳で、帰国までバルセロナで一人留守番なのだ(また!)。
ちぇ、私もどっか行こうかなー。