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『かもめ食堂』と料理についていろいろ

帰国してから1週間
髪を切り、携帯を買い、新居を決め、買い物に行ってコスメと洋服を買った。その上、本を3冊、映画(DVD)を4本見た。時差ボケが治らず連日夜中の3時頃まで眠くならないので、一人の世界に没頭する時間がたっぷりあるのだ。日本語の活字や音声が頭にぐんぐん染み込んでいく感じも心地よい。せっかくバルセロナ生活で洋書を読むという習慣が身についたので、日本にいても継続したいと思ってはいるのだが、やはり母国語で吸収する浸透度の高さとスピード感はたまらなく良い。

で、昨夜は『かもめ食堂』を見た。

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フィンランドのヘルシンキにオープンした「かもめ食堂」。美味しいコーヒーと、熱々ご飯とシンプルな具で作るおにぎり、いい匂いのするシナモンロール、じゅうじゅう音を立てる網焼きの鮭。そこに訪れる訳ありな(?)人々。ゆっくり流れる静かな時間。少しずつ変わっていく食堂。

映画全体の雰囲気もとても好きだが、小林聡美扮するオーナーのサチエさんがとても良い。小さくて、かわいくて、きちんとしている。食堂の状況がどうであれ、誰が相手であれ、揺らがない。仲良くなってもべたっとすることはなく、距離感をなくさない。でも温かい。サチエさんの言う「いらっしゃい」が“何とも良い感じ”なのは、サチエさん自身が“何とも良い感じ”で、それが一言に凝縮されたのが「いらっしゃい」という言葉だからだ。小林聡美がいいなあ。うまいなあ。


料理の過程
私はなぜか昔から料理に関する小説や映画が好きで(単なる食いしん坊・・・?)、特に吉本ばななの『キッチン』は繰り返し読み強く影響を受けた作品なのだが、サチエさんが料理をするシーンを見ていてその中の一文を思い出した。

具のたくさん入ったオムレツや、美しい形の煮物、天ぷら、そういったものを作れるようになるまではかなりかかった。私のネックは性格のがさつさにあって、ちゃんとした料理にそのことがあれほどマイナスになるとは考えてもみなかったことだった。温度が上がり切るのをちょっと待てなかったりとか、水気が全部切れるより前に作ってしまったり、そんなささいな、と思うことが結果の色や形にきちんと反映して、びっくりした。それでは主婦の夕食にはなれても決してグラビアに写る料理になってはくれない。
 仕方なく私はなにもかもをていねいにやるよう心がけた。ボールをきちんとふき、調味料のふたをそのつど閉め、落ち着いて手順を考え、イライラして気が狂いそうな時は手を休めて深く呼吸をした。(『満月-キッチン2』)

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私はかなり大雑把なので、調味料を入れる順番も結構適当だし、炒めている野菜がフライパンから飛び出たりする。これではダメだぁ、とたびたび反省することになる。サチエさんの素早くでも丁寧で正確な動作を見ていると、見習わなくてはと思う。料理は出来上がりだけではなく、料理に対する姿勢や、作業の過程も大事だ。

気持ちをこめて丁寧に作られた料理には、パワーがある(と私は信じている)。みかげが伊豆までタクシーを飛ばして届けた美味しいカツ丼で雄一が“こちら側”に戻ってきたように(『キッチン』)、サチエさんの握ったおにぎりでみんなが少しずつ元気を回復するように。生の根源になる料理。私もそういう料理を作って、大事な人に食べさせたいと思う。

今夜はスペイン料理にしよう。パエリアとトルティーリャを作り、スペインで買ってきた赤ワインと生ハムをあけて。


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『房半』で帰国祝い

家族で食事に行った。私たちの帰国祝いと、家族にもおめでたい事があったのでそのお祝い。場所は実家近く、京王相模原線の橋本駅のそばです。(辺鄙な場所でスミマセン・・・)

和楽菜 房半
〒229-1103  神奈川県相模原市橋本3-28-1 ミウィ橋本5F
TEL 042-700-7624 FAX 042-700-7624

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18時スタートだったので、最初は店内がガラガラ。次第に混雑し、満席の賑わいに。

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料理はコースで頼みました。前菜、酢の物、魚二品、茶碗蒸し、天ぷら・・・と続き、メインは4種類の肉料理から各自好きなものを選ぶ。私はサーロインステーキをオーダー。その後、麦とろろご飯、味噌汁、デザートまでついてお腹いっぱい。(食事と共に酔いも進み、コース後半の写真は手ぶれしまくり、使えませんでした。。。)

少しずつ、沢山の種類を食べる日本式の食事は久しぶりで、とても嬉しかった。味もとても美味しかったです。

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お酒はビールと芋焼酎「黒瀬」のロックを。芋焼酎とは言っても、ただの芋ではなく、焼き芋というところに惹かれました。しかし、焼酎を飲んだのは久しぶりなので、普通の芋焼酎の味との違いは正直分からず(苦笑)。でもとてもマイルドで飲みやすかった。

 

そして、ゆっくり話をしながら食事をしても、21:00過ぎにはお会計。21:00はスペインでは食事が始まる時間帯なので、時計を見て微妙な違和感。こんな些細な差にも、改めて日本に帰ってきたなぁという実感が湧きます。寝る前に消化する余裕を残すのは大事。ヘルシーな日本の食事、万歳です!

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