5月 26th, 2008 — 3:42pm
Amazon Book Descriptionより一部引用
世界の文学界に一大センセーションを巻き起こした作品。スペインで圧倒的ベストセラーになり、すでに20か国以上の出版社が版権を取得している。主人公の少年は戦後のバルセロナに渦巻く秘密と影のなかで謎の作家を追い求める。その作家の本を所持することは、この上なく危険だといわれている。
普段こういうタイプのミステリ小説はあまり読まないのだが、舞台がバルセロナだったのと、Amazonのカスタマレビューでなかなかの高評価だったので、いつものようにAmazon UKのマーケットプレイスで1ポンドのものを探し、購入してみた。届いてビックリ、大型でページ数も403ページ・・・旅行中集中して読み進め、やっと読了しました。ふぅ
ストーリー自体は本格ミステリというより、恋愛や友情がメインのエンターテイメント作品といった感じ。最後に明かされる過去の謎も意表を突くものではなかった。しかしこの本、面白い。構成も文章も良く出来ているし、何といってもバルセロナ生まれの作家が書いただけあって、バルセロナの街や人が小説の中で本当に活きている。舞台は戦後のバルセロナなのだが、時間が止まったような街なので問題ない。馴染みのある地名ばかり。カタルーニャ広場やパセジデグラシア、ライエタナ等の大通り、バルセロネータの海、サンタマリア・デルマル教会、物語で重要な役割を果たすティビダボのマンション・・・主人公が動いたまま、見たままの光景がビビッドに眼に浮かぶ。ちなみに我が家の最寄駅レセップスの名前も403ページの中で1回だけ出てきたのでちょっと嬉しかった(笑)。
バルセロナを歩いたことがある人なら懐かしく思うはず。来たことがなくても現在の地図と照らしながら読めば、絶対面白いと思う。ここまで一つの街に密着した小説はなかなかないし、バルセロナに来たような気分が味わえる。おすすめです。翻訳も出ているみたいですね。
著者のCarlos Ruiz Zafon。最後の方で昔のバルセロナの写真が出てきます。
Comment » | @Barcelona, book
5月 25th, 2008 — 11:05am
行ってきました。スペインで一番美食の街へ。バルセロナからバスで8時間。 フランス国境のすぐそばにある街です。
View Larger Map
バスクの風景
バルセロナからはサラゴサを通り過ぎ、パンプローナやナバラといった街を抜け
サンセバスチャンへ至るのだが、バスク地方はスペインの他の地方とは異なり
鮮やかな緑色をした山々が連なっている。木がある風景は何となく新鮮。
日本に似ている。
バスク語
バスク語という独自の言葉が使われている。カタルーニャ地方のカタラン語は
カスティーリャ語とフランス語のチャンポンのようなものなので何となく分かることが多いのだが、
バスク語は看板を見てもさっぱり意味が分からない。発音の仕方も分からない。
字面は東欧の言葉に似ているように見えるが、Wikipediaによると
『世界のどの言語とも異なる極めて独特な言語である』だそうだ。
もちろんカスティーリャ語でも通じるので、旅行をするのは大丈夫。
ETA
バスクと言えばエウスカディ・タ・アスカタスナ(バスク国家と自由)、通称ETA。
バスク地方の独立を目指し、暗殺等の過激なテロ行為を続けてきたテロ組織。
サンセバスチャンでも1968年に秘密警察の長官メリトン・マンサナスが殺害されており
ETAによる最初の犠牲者と言われている。
実際に来てみるとサンセバスチャンは、ビーチが広がりブティックやバルが並ぶ高級リゾートで
ETAや過激テロといった言葉はそぐわない美しくのんびりした街だったのだが、
今でもこのどこかにETAのメンバーがいるんだろうか。。。
バスクやETAについては、逢坂 剛の小説、『射影はるかな国』 が面白いです。
Bar
今回の旅の目的。期待を裏切らず本当にレベルの高い店ばかり!
毎年ピンチョスのコンテストがあるからだろう。賞を取った店が出す料理は
創意工夫が凝らされた個性的なものばかり。いわゆる典型的なスペインの
タパスというよりは創作料理でした。1日に3、4軒のバルを梯子をして食べ比べた。
旅行記では、私の独断と偏見でそれぞれの店を5段階評価してみようと思う。
旅程
5月21日:Barcelona→San Sebastian (サンセバスチャンのBar、期待通りハイレベル!)
5月22日:Hondarribia, San Sebastian (バスク地方随一の美食を誇る漁村、Hondarribia)
5月23日:San Sebastian→Barcelona (美食の街で最後に選んだBarは・・・)
Comment » | @Barcelona, Spain