読書メモ:The SHADOW of the WIND

The Shadow of the Wind (Phoenix) 

Amazon Book Descriptionより一部引用

世界の文学界に一大センセーションを巻き起こした作品。スペインで圧倒的ベストセラーになり、すでに20か国以上の出版社が版権を取得している。主人公の少年は戦後のバルセロナに渦巻く秘密と影のなかで謎の作家を追い求める。その作家の本を所持することは、この上なく危険だといわれている。

普段こういうタイプのミステリ小説はあまり読まないのだが、舞台がバルセロナだったのと、Amazonのカスタマレビューでなかなかの高評価だったので、いつものようにAmazon UKのマーケットプレイスで1ポンドのものを探し、購入してみた。届いてビックリ、大型でページ数も403ページ・・・旅行中集中して読み進め、やっと読了しました。ふぅ

ストーリー自体は本格ミステリというより、恋愛や友情がメインのエンターテイメント作品といった感じ。最後に明かされる過去の謎も意表を突くものではなかった。しかしこの本、面白い。構成も文章も良く出来ているし、何といってもバルセロナ生まれの作家が書いただけあって、バルセロナの街や人が小説の中で本当に活きている。舞台は戦後のバルセロナなのだが、時間が止まったような街なので問題ない。馴染みのある地名ばかり。カタルーニャ広場やパセジデグラシア、ライエタナ等の大通り、バルセロネータの海、サンタマリア・デルマル教会、物語で重要な役割を果たすティビダボのマンション・・・主人公が動いたまま、見たままの光景がビビッドに眼に浮かぶ。ちなみに我が家の最寄駅レセップスの名前も403ページの中で1回だけ出てきたのでちょっと嬉しかった(笑)。

バルセロナを歩いたことがある人なら懐かしく思うはず。来たことがなくても現在の地図と照らしながら読めば、絶対面白いと思う。ここまで一つの街に密着した小説はなかなかないし、バルセロナに来たような気分が味わえる。おすすめです。翻訳も出ているみたいですね。

風の影〈上〉 (集英社文庫)
風の影〈下〉 (集英社文庫)


著者のCarlos Ruiz Zafon。最後の方で昔のバルセロナの写真が出てきます。

 

UK Author siteも凝った作りで面白いです。

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Category: @Barcelona, book Comment »


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