期待外れの街と、期待以上だった街
今回の旅行も最終日。しかしどんより曇り空。シテ(Cite)に着く頃には雨も降り出した。
シテへの入口。
ここはヨーロッパ最大とも言われる城塞で、世界遺産にも登録されている。
中は教会、レストラン、カフェ、お土産物屋などが軒を連ねている。
お土産物屋さんのウィンドウ。なんだこのワイン。
美味しくなさそうだし、お土産物としてもあまりに安っぽすぎやしないか・・・
コンタル城(Chateau Comtal)
入場料が7.5ユーロ、オーディオガイドもつけると二人で20ユーロ近くになる。
CultureSpacesプレゼンツなら迷わず払うところだが、残念ながらそうではない。
カルカッソンヌはこの城以外大して見どころがなかったので、
このまま帰るとほとんど何も見なかったのと同じだし。。。でも高い。
散々迷ったが、結局この高い料金に見合うだけのコンテンツは期待できないだろうと判断し門前で引き返した。
ということで、カルカッソンヌはあまり良い印象がない。
城の料金設定ももちろん不満の原因だが、天気も悪かったし、
カフェでコーヒーを頼んだらかつて飲んだことがないほど薄く、衝撃的に不味くてガッカリだったし、
思っていたよりずっと観光地っぽくて風情がなかったし、昨日のHDD故障のショックを引きずっていたし、
ビールを飲みすぎてダルさが残っていたし、まあ多分、その全て。
旅の終わりとしては残念すぎる・・・と悲しんでいた。
が、バルセロナへの帰り道、ちょっと寄り道した町で一気に挽回されたのだった!
その町の名前はコリウール(Colliour)。
「フォービズム(野獣派)」が生まれたきっかけになった町。
マティスは結構好きだし最後に海を見るのもいいかな、ということで立ち寄ったのだが
この街の明るさと、カラフルな町並みと、のんびりした雰囲気が期待していた以上!とても良かった。
20:00までにレンタカーを返却する必要があり、1時間弱しかいられなかったのが本当に残念。
港の景色は少しカダケスに似ているが、カダケスよりレストランやバーが多く、
町並みはカラフルで活気にあふれ、1泊してゆっくり楽しむのに良さそうだった。
名残惜しい気持ちでコリウールを後にする。
ずっとフランス語だったラジオはコリウールに着いた途端にスペイン語に変わった。
街のガソリンスタンドでもスペイン語が通じ、旦那さんは急に生き生きとしだした(笑)
カタルーニャの旗も幾つも掲げられていた。フランスとは言え、半分スペインのような町。
高速に乗るとすぐスペインに入り、バルセロナ付近は渋滞。
ガス欠と、返却時間に間に合わないのではないかという恐怖でビクビクしながら
見慣れた街並みを通って、無事に家に帰ってきた。
そして、旅の間中、質素な(質素すぎる)食事をしてきたので
この日はチキンと魚介類を買いこんでパエリアを作り盛大に食べ、盛大に飲んだ。
そして話題はやはり今回の旅のこと。CultureSpacesのこと。
観光施設自体にそれ程差がなくても、その演出により全く異なる印象を与えるということを
これほど強く感じさせられた旅は初めてだったので、観光地としてあるべき姿について深く考えさせられた。
日本の観光地の現状はどうだろうか、改善すべき点はどこだろうか、
何が“売り”なのか、誰をターゲットとしてどういう方法でアピールしていけば良いのか・・・
新しい国に行く度に、日本について考えさせられる。
Category: @Barcelona, France Comment »