ハプスブルグ家の栄華と悲劇・・・

良い部屋に泊まると疲れが取れる。ホテルをチェックアウトして駅へ。クラクフ行きの夜行のチケットを購入。
これで今日1日はウィーンを観光することができる! 取りあえずウィーンと言えば、オーストリアハプスブルグ家。
シェーンブルン宮殿は見ておかなければ。

メトロと電車を乗り継いで向かう。 天気はあいにく曇り空。時折ポツポツと雨が落ちる。

IMGP5064 (1024x684) 



右足がギブスをはめているような。

IMGP5062 (1024x684) 



オフシーズンではあるが、結構な観光客の数。 チケット売り場でしばらく並ぶ。 シェーンブルン宮殿は数種類のツアーがあり、ツアーにより入れる範囲が異なる。 今回は40室を回ることが出来るグランドツアーのチケットを買った。オーディオガイドとテキストが貰えるのだが、 オーディオガイドは全て出払っていて 戻ってくるまで15分待ち。 オーディオはあきらめて、紙のガイドだけ受け取って回ることにする。

フィーチャーされているのは、やはり知名度が高くキャラが濃い人たち。 家系図(こちらから借りました)で言うと 一番上のフランツ1世&マリア=テレジアと、娘のマリー=アントワネット、 数世代下ってフランツ=ヨーゼフの妻、エリザベート。 解説と部屋を照らし合わせながら見ていくと、当時の政治の動き、時代の空気、各人の性格、 日々の生活、などが、はっきりと浮き彫りになってくる。

WindowsLiveWriter_fcbcd164b0f4_14A9D_lothringen_thumb 


部屋の内装はマリア=テレジアがインテリアにこだわりのある人だったようで中国、日本風に誂えたサロンや、ペルシャの細密画をコラージュのように切り貼りして壁にした部屋などが、オリジナリティがあって面白い。歴史的には、モーツァルトが演奏した部屋や、1961年にケネディとフルシチョフが会談を行った(ウィーン会談ですね)大広間などがあって、見どころたくさん。 まぁとにかく、こここは絶対行った方が良いという宮殿なのでした。

ついでに関連するバレエを紹介すると、振付家モーリス・ベジャールがシルヴィ・ギエムにシシイという作品を振りつけている(シシイはエリザベート皇后の愛称)。エリザベートは、ダイエットとエクササイズを欠かさず(絶食することも・・・)当時ヨーロッパ一の美貌の持ち主と言われた美しい女性だが、その自由な気質からウィーンの厳格な宮廷生活や皇后という職務に馴染むことができず、姑との確執、息子の死といったもろもろで、孤独、悲劇、狂気、葛藤の人生を送ったらしい。

 

そして、もうひとつ。 彼女の息子ルドルフの心中事件を題材にしたバレエが、マイヤリング~うたかたの恋~

政略結婚させられたものの性格が合わない妻へのいらだち、親から愛されない孤独感(このバレエの中では母親に愛を求めるルドルフと子供の愛し方が分からず嫌悪感をもって息子を遠ざけてしまうエリザベートの姿が描かれている)、 父親との思想の対立、まわりの将校からの政治的な圧力など。様々な事象が積み重なりどんどん追い詰められ、心中へ向うルドルフの様子がとても暗く、重く、表現されています。バレエというより演劇といった方が良いくらいの演技で。

見終わるとぐったりしてしまうので、おすすめバレエではないですが(もともと私はあまり演劇的要素が強いバレエは好きじゃない) ルドルフお気に入りの高級娼婦を演じる ダーシー・バッセルがとてもかわいくて、素敵です。

英国ロイヤル・バレエ リスト:バレエ《マイヤリング》全3幕~うたかたの恋~ 

と言う訳で、シェーンブルン宮殿の見学終了。大満足。ウィーンの街へ戻る。
長くなってしまったので、次の記事へ続く。

このエントリをつぶやく Share on Tumblr Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious FriendFeedで共有 Yahoo!ブックマークに登録

Category: @Barcelona, East Eaurope Comment »


Leave a Reply



Back to top