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フィレンツェの芸術に触れる

2日目の朝。昨日観光出来なかったので早いうちから行動開始。
しかし空気が冷たい。息が白い。身を縮めるようにして歩く。

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まずはウフィッツィ美術館へ。絵が大好きなので今回のフィレンツェ観光で一番楽しみにしていたところ。
最も私が好きなのはエコール・ド・パリの画家たちなのでルネッサンス美術はそこまで、という感じなのだけど、それでも!
日本人の行列が出来ていたので後ろに並んだら団体用の入口だった。個人は2番の入口から。

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数ある絵の中で良かったのは、やっぱり有名なこの絵。ボッティチェリの『プリマヴェーラ』。
なんて品のある華やかさ、美しさ。近づいて足もとの花を見たり、遠くから全体を見たり
ボッティチェリの部屋でしばらくの間この雰囲気にひたった。もちろん『ヴィーナスの誕生』も素晴らしかった。

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ウフィッツィ美術館では写真撮影が禁止されているので、写真に収めることが出来なかったのが残念だが、
昔の小学校のようなノスタルジックな雰囲気の長い廊下がとても素敵だった。朝日が差しこんできて、
ずらっと両側に並ぶ彫刻や絵に光が当たって。

美術心を満たしてからドゥオモに向かう。途中で美味しそうな物を食べているおじさん発見。

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イタリア名物Panini ?  買ってみた。
おぉ、めちゃめちゃ美味い。冷たい空気の中で、出来立ての熱々を頬張って最高~!

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食べながら歩きドゥオモに到着。
 
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登る階段は400段以上。だんだん狭く、急になって行くのは日本の城と一緒。
すれ違うことが出来ないようなところもあるんだけどシーズン時期はどうするんだろう ? 

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頂上から見たフィレンツェ。キレイです・・・

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降りてからサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ向かって街を歩く。
これメディチ家の紋章だよね ? 高校の世界史の授業で習った事を思い出す。
元々メディチ家は薬屋をルーツとする家系で、だから紋章に赤い丸薬が付いているんだって。

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マーケットのテントが続く。 リストランテやトラットリアも。

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そして、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

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すごく広々とした空間で、スペインの絢爛豪華な教会に比べると質素な感じだが、
Masaccioのフレスコ画の他にもルネッサンス初期の絵画や彫刻が飾られているので、見どころはあるし面白い。
でもこの教会が特に良かったのは、修復について考える良い機会になったこと。
昔読んだ辻仁成の『冷静と情熱のあいだ』で修復事業や修復士の仕事について書かれていたので
知識として知ってはいたけれど、ここはまさしく修復の現場。

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)
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教会内部に工事現場のような足場を組んでいたり、実際に壁画を描いて修復作業もしている。
それはまさに、過去と未来を結ぶ歴史的な瞬間で立ち会えたことはとても感動的なことだった。
修復が終了した絵については、どのように修復がなされたのか修復前と修復後を対比した説明書きのパネルがあり
詳細を知ることが出来る。

そういえば、ウフィッツィ美術館の絵にも、いつ頃どこで修復されたかが作品の説明書きの中に一つ一つ書かれていた。
フィレンツェでは修復というものがとても重要なものだと認識されているのだ。(し、そうあるべきだと思う。)
日本では説明のパネルに画家や絵の意味といった説明だけでそういう情報は書かれていないけれど、それは片手落ちなのでは?
ということを考えつつ、ポンテヴェッキオまで戻る。

ルネッサンス芸術とメディチ家という、フィレンツェの2大要素を一度に味わうべくピッティ宮殿に向かいます。
ピッティ宮殿は館内に7つの博物館を内蔵するフィレンツェ最大の建造物。

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全てを見る時間はないので、メジャーな「パラティーナ博物館」、「銀の博物館」に狙いを定める。
全博物館への入場が可能な10.5ユーロのチケットが午後4時以降は8ユーロになるとロンリープラネットに書いてあったので、
4時になるまで待ちチケット売り場に行ったら・・・ 入れるのは「パラティーナ博物館」と「近代美術館」のみで
値段は12ユーロだと言う・・・! ガイドブックに4時以降8ユーロだと書いてあったと抗議してみたら売り場のおじさんが一言。

Everything is changing.

・・・ 返す言葉は見つからなかった。

時間が遅いこともあり、中はガラガラに空いていて静か。ゆっくり見られる環境ではあったけど、絢爛豪華で金ピカな家具や、
リアルな彫像や宗教画がこれでもか、と続いて何だか疲れた。余程ルネサンス芸術が好きな人なら良いかもしれないけど、
私はもうお腹いっぱい。 とにかく、メディチの威光は良く分かった。

旦那さんの感想、「金を稼ぐならやっぱ金融だな」 ・・・

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